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人目のお客様です
お 知 ら せ
巻頭言
地域医療の未来 | 永田 雅子 |
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話題
「体育」と「スポーツ」は別物 | 平崎 祐実 |
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学 術
神経障害性疼痛と運動器の疼痛機序から考えるロコモへのアプローチ ~高齢者の健康寿命の延伸を目指して~ 「生命の進化と血圧」 香川大学医学部薬理学講座教授西山成先生の講演より |
寺田 歩 田中 修也 吉野 聡史 |
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みんなの広場
自己紹介 自己紹介 |
里中 洋介 吉満 工平 |
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読書の勧め
職場を腐らせる人たち 片田珠美 著 |
佐渡 英三 |
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ちの病・医院
水間病院 寺師医院 |
水間 良裕 田代 貴光 |
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お知らせ
役員の動向
会員の動き
誕生日おめでとうございます
編集委員会より
編集後記
編集後記
松本 滋
今年は診療報酬、介護報酬、障害福祉サービスが同時に改定されました。いわゆるトリプル改定です。診療報酬の+0.88%をどう評価するのか意見の分かれるところでしょうが、マスコミ的には医療費が値上がりしたとの捉え方で報道されています。もちろんそんな実感は我々にはありません。物価上昇率2.5%、賃金上昇率3.58%を踏まえれば、我々医療界が如何に虐げられているのかは火を見るより明らかです。しかも診療報酬の中に処遇改善という名の人件費を入れ込むことに妥当性はあるのでしょうか。永田先生の言う通り医療機関には様々な職種の人たちが働いており、職種別の加算方式は必ず不平等を生みます。その不平等を解消するために医療機関は自前の賃上げを行わざるを得ず、結局はより大きな負担を被ることになります。また、永田先生は少しマイルドに表現されていましたが、改定に関わる事務負担を減らす目的の6月改定だったはずですが、青本に代表される改定内容の詳細の発行もまた6月にずれ込み、結局はいつもの慌ただしい改定が二ヵ月先延ばしになっただけでした。こういう話になると際限がなくなる所ですが、永田先生は冷静にこれからの伊佐市医療のあるべき姿を示しておられます。さすがの巻頭言でした。
平崎氏は伊佐市のスポーツ振興になくてはならない方で、幾つものスポーツ団体にそのお名前を見ることができます。恥ずかしながら私は、「国体」が「国スポ」に変わったことを知りませんでした。体育とスポーツ、改めて考えさせられる一文をお寄せいただきました。
学術は「ロコモ」と「高血圧」です。分かり易い解説、読み応えのある文章で勉強させていただきました。平均年齢が上がり続ける私たち医師会員も、自分のこととして心して読むべき解説でした。
佐渡先生にご紹介いただいた本はおもしろそうです。なかなか取り上げにくいお話だと思いますが、どこかでは見たり聞いたりしたことのある、あるいは自分の振る舞いに該当するかもしれない現実的な問題です。ぜひ通読してみたいと思いました。
水間病院にも寺師医院にも大変興味深い歴史があり、先代の先生方の著しいご偉功のあることが分かりました。その伝統を背負いながら、日々奮闘されておられる水間先生、田代先生にも頭が下がります。これからも伊佐の医療をよろしくお願い致します。
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